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あっぱれ晴好バックナンバートップ>第4回 中興化成工業
 

第4回
「独自のテクノロジーで
未来を創造する会社を発見!」

〜 中興化成工業 〜


▲東京ドームの屋根などに使われている建築用高級膜材「スカイトップ」は60〜80年ほどの耐用年数を誇る
『あ
けましておめでとう!今年もよろしく!晴好のホームページ、読みました!愛しのアナタにネタをあ・げ・る(ハート)ラーメン行列店『博多だるま』の近くに東京ドームの屋根膜材を作っている年商90億円の会社があるらしいわよ。う〜ん、でも、名前が思い出せない、私のバカ、バカ! みゆき』
 てなわけで、こんな年賀状が元旦に届いた。送り主【みゆき】は、実は還暦過ぎのオイラの母上なのねん。不思議でしょ?こんなレアな情報をゲットしているだけでなく、身内に賀状を出しているんだから・・・。まぁ、そんなことはさておき、おせち料理に飽きたオイラは寺町通り沿い【博多だるま】で【とろ肉チャーシューラーメン】を食べながら春吉探検隊を招集した。
集合場所は【博多だるま】横のヤマザキデイリーストア駐車場。かくかくしかじか、おとそ気分が抜けきれないメンバーに辛口な日本酒を振る舞いながら今回のターゲットについて話す。と、隊員のコードネーム【菊姫】が「その会社は中興化成工業ですわーん。場所はこのコンビニの隣だわよーん、うふーん」なんて、トローンとした上目遣いで宣うではないか!この男、なかなかやるぜ(って男かよ!!)。
とにかく情報収集をスタート。意外な展開に!!

りあえず探検隊を解散し、オイラは隣の建物【中興化成工業】2階の受け付けに顔を出す。眉目麗しき女性にボディランゲージも交えながら事情を話すと、なんと忙しい年始にもかかわらず談話室に通されたのでありました。
部屋の片隅にはこちらの創業社長であろう胸像が鎮座している。なかなか厳しい顔つきをしているな、となると今の社長もコワイのかな、押し掛けてなんだけど、いっそのこと逃げちゃおうかな、探検隊のコスチュームとはいえフンドシ姿で来るんじゃなかった、なんてソワソワしていると、コンコンと部屋のドアをノックする音が!逃げ場を失ったオイラは思わず「は、はい!」と声が裏返ってしまった。
「どうも、本日はご足労いただきまして恐縮です。社長の木曽節文でございます。どうぞこちらにお掛けください」
ビシッと決まったスーツ、磨きあげられた靴に身を包んだ社長(緊張してまだ顔は見ることができない)は名刺を手渡しながら着席を促す。オイラは「え、あ、い、ど、どうも」とワケのわからない言葉を発しながら勧められるがままソファに腰掛けた。
ヒッヒッフ〜とラマーズ法のように深呼吸し、意を決して正面に座った木曽社長に視線を合わせる。な、な、なんと!!(いくらなんでも、そこまで驚かないでしょ・・・)想像とは裏腹の【優しい笑顔&柔和な雰囲気】だ。
ビッグエッグ、その噂は本当なのか!?

己紹介もせずに「実は御社が東京ドームの屋根膜材を作ったという噂を耳にしたのですが」とイキナリ本題に突入したオイラ。にもかかわらず社長は丁寧に「はい、確かにそうです。当社はフッ素樹脂の総合加工メーカーで、東京ドーム以外にも、ナゴヤドーム、シーガイヤ・オーシャンドーム、静岡サッカースタジアム、博多の森球技場などの屋根膜材を納品しました。この高級建築用膜材は我が社が誇る国内でオンリーワン商品です」と答えてくれる。
木曽社長の話をまとめると、【フッ素樹脂】は1930年代にデュポン社のプランケット博士により発見され、商標名【テフロン】として世の中に登場したという。ほら、みなさん、台所にあるでしょ?焦げ付きが少ない【テフロン加工のフライパン】。そう、その【テフロン】が【フッ素樹脂】なんだって。
これはフッ素原子を含むプラスチックの総称で、他の工業材料では得られない耐熱と耐寒性(300℃から−100℃)、耐薬品性、非粘着性、低摩擦特性、電気絶縁性、耐燃焼性などの優れた特性を兼ね備えているそうだ。さらに社長は「爪で傷がつくほど軟らかい。あえていえばこれが【フッ素樹脂】の欠点ですね。しかし、欠点は長所でもあるんです」と目を輝かせる。えっ? 何を言っているかわからない?え〜まぁ、いわゆるひとつの色んな可能性を秘めている、アンビリーバボーな素材なのです、はい(できればミスター口調で)。
さまざまな分野で活用されるフッ素樹脂

もそも福岡にあった親会社の関連企業として1963年に東京で創業した中興化成工業は、現在、福岡支店を本部に東京・名古屋・大阪に支店、栃木・長崎に工場を構えている。
▲ナノテクノロジーなど最先端技術に詳しい「技術屋」の木曽社長は福岡市出身の56歳。趣味は15年ほど続けている江戸浄瑠璃・清元
年商90億円、日本屈指のフッ素樹脂加工メーカーだ。「未来を拓く、創造者でありたい」を旗印に、ドーム屋根といった建築用膜材だけでなく工業用クロス、チューブや粘着テープ、搬送ベルトやIC基板など様々な分野の製品を生産しているそうだ。国内生産ロケットのベアリング素材にも一部活用されているというから驚き桃の木山椒の木である。最近では自動車向けエアバック分野に参入し、シリコンコーティング技術を利用したサイドカーテン・エアバック用クッションも生産中だとか。
エコ商品も開発。くりしん、ちょっぴり社会派に目覚める

た、15年ほど前から環境保全のため、ある取り組みに挑戦している。生分解性プラスチックを利用した商品開発だ。従来の石油から作る汎用プラスチックとは違い、植物の澱粉などで作られる生分解性プラスチックは、使用後、土中や水中に埋めることで微生物が水と二酸化炭素に分解し自然に還るスグレものである。簡単にいえば、使い勝手は同じだが焼却によるダイオキシン発生と地球温暖化を防ぎ、限りある石油資源を使わないのだ。生ゴミ収集用袋や水切りネット、ボディタオル、荷造り用ヒモなどエコ商品を次々と開発している状況だってさ。あれー、そこのおじーちゃん、おじょーちゃん、今のふくろう博士の話は難しかったかなー?つまりは地球にやさしいものを作っているわけです。
木曽社長は「生分解性プラスチックの原価は汎用プラスチックの3〜5倍です。でも、1度破壊されてしまった自然環境はお金があってもそう簡単に取り戻すことはできないでしょ?」と真摯なまなざしでオイラに語りかける。
▲生分解性プラスチックの製品
う〜む、確かに。今の世界的な異常気象は20世紀の大量生産・大量消費社会がもたらした産物だよな。オイラも含め、み〜んな大人は分かっているはずだ。大量生産・大量消費の権化と言えるUSAは、ジョージ・ブッシュ政権に変わり世界的な環境保全を誓う【京都議定書】を支持しなくなった。時代と取り巻く地球環境を考えると、どう考えても思考回路が狂っているよな・・・。
地球の未来を考える。が、考えるだけなら猿でも・・・

▲営業が得意先で拾ってきたニーズを独自技術で製品化したものばかりだそうだ
ーんて、わずかな脳ミソをフル回転し、すっかり社会派気取りのオイラ。でもさ、オイラ自身は環境保全のために何か特別なことしているのか?できるだけ「割り箸を使わない」「買い物袋を持参」だって?そんなことだけでは世界的な環境破壊の歯止めには到底ならないな、たぶん。じゃあ、自分が住んでいる町は、自治体は、国は、何か取り組んでいるのだろうか?う〜む・・・。
最後に、木曽社長は「フッ素樹脂と生分解性プラスチックには無限の可能性があります。お客様のニーズにあったものを製品化する、これが当社の使命です。ただ、我々の技術がどういう未来を拓くのか。そこをきちんと見極めて商品開発を進めていきます。安心してください」と力強い瞳と満面の笑みをオイラに投げかけ締めくくった。そして、イヤな顔ひとつせずに闖入者であるフンドシ姿のオイラを丁寧に見送ってくれた。
ふーむ、発言も対応も、さすがは社長さんだな〜と、つくづく感心した午後3時でありました(おい!「あっぱれ」のポイントはそこかよ!!)。

(取材・文・構成【一部フィクションを含む】/くりしん)

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