過去、現在そしてこれからの春吉の魅力を語るコラム
様々な方が春吉への思いを熱く語るインタビューです
個性あふれる春吉の人、物、店を毎月紹介していきます!
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晴好大通りバックナンバートップ>第10回

記憶にとどめておきたい
エピソードがある。
春吉にはこんな話があるそうだ。
過去、現在そしてこれからの春吉の魅力を語るコラム
〜 本物にこだわり続ける町 〜
昭和30年代の春吉橋
「(春
好ホームページで)取り上げる店や人物などの素材は、プロの目で本当にいいと思うことだけを素材にすることを認めることが(HP編集を)引き受ける条件だった」
「ピシャーとした大人の街にしたいんですよ」
初対面の私を明らかに警戒しながらも、比田勝大直氏と友添けんじ氏はそう語り、「こんないい街、たくさんの人に知ってもらいたいじゃないですか」、2人は同じ言葉をついだ。

吉にかかわるきっかけは、福岡市営地下鉄七隈線(3号線)開業。沿線で七隈線を活用して、まちおこしをしようとしている地域がないか探し、たどりついた。
比田勝氏と友添氏に面会を申し入れ、実現したのは今年1月17日。私が初めて「春吉」に触れた日になった。

り返ると福岡市で生活を始めたのは大学時代。飲み歩くのは天神西通りが中心だった。西通りが騒がしくなると大名に、そして赤坂へと次々と追いやられた。その間に春吉がすぐ横に広がる会社に就職した。それでも春吉に足を向けることは一度も考えたことがなかった。

く春吉は怖いところだといわれている。
確かに近隣に遊郭や、戦後闇市の歴史があるうえ、現在も西日本最大の歓楽街といわれる中洲が東に広がっている。そのために、ダーティーなイメージが生まれ、現在も定着しているのだろうということは容易に推察できる。
しかし、そんな春吉の成り立ちを知ったのは、ここ半年のこと。しかも私が育った関西にはもっと怖い場所がたくさんある。私の足が春吉に向かなかった理由にはならない。

んな私が仕事で春吉に足を踏み入れた。
地域活性化に取り組む晴好実行委員会や春吉公民館、よかまち春吉など、地域でさまざまな活動をするメンバー、老舗や名物店の経営者など、多くの人に会い、話を聞いた。実際に地域の店に足を運び、酒を飲み、料理を食べ、歌を聴いた。客同士、客と店主のやり取りにも耳を傾けた。昼の春吉も夜の春吉もひたすら歩き回った。

吉の人たちに共通して感じたのは「ここはいい街」という自負。博多祇園山笠を支える博多部も同様に自負が強い地域だが、両者にはその思いを表に出すか、内に秘めるかの違いがあると感じている。春吉は後者で、「わかる人にわかってもらえればいい」という雰囲気がどことなく漂う。しかしそれは地域づくり活動の阻害要因にもなる「ここは、春吉やからね。こんなもの」という一種の諦観にもつながりかねない。実際「口やかましい人は多いが、みんなを引っ張っていこうという人は少なかった」と証言するベテランは少なくない。
では、なぜここ数年、地域を活性化しようという試みが始まったのだろうか。ある人は世代交代を指摘し、「若い人たちが意見をいいやすくなってきている」とする。ある人は「親不孝、西通り、大名と次々と東京資本に荒らされるのを目の当たりにして、地域の商店主らに危機感が高まっている」とする。
おそらくはどちらも正しい。でも注目するべきは、そんな新しい動きを頭ごなしに否定せず、見守ろうとする地域の眼差しだろう。「若い人の挑戦は応援する。でも無茶すると怒るのがここの伝統」と地域のベテランは口をそろえた。また、若い人もあくまで自分たちのできる範囲で、できることをちゃんとしようという姿勢を見せる。決して周囲に無理強いはせず、肩肘も張らない。それは、大人の態度だと言い換えることはできないだろうか。

の街には筋の通った本物しか認めない意識が根付いている。逆に本物はお互いに認め合う風土もある。
「飲み屋の大将が、『あの店もいいから、一度のぞいてごらん』なんてライバルを紹介する街ってほかにありますか」
ある春吉ファンの男性は、熱っぽく語る。おそらく大将も男性を「本物」と認めているからこそ、敵に塩を贈ることもいとわないのだろう。そもそも塩を送っているという意識すらないかもしれない。
おそらくこの懐の深さと、本物にこだわる姿勢が多くの春吉ファンを生み出しているのだろう。同時に、ちゃらちゃらした気持ちで足を踏み入れても、真の姿を見せてくれない、「怖い街」の雰囲気をかもし出している気がする。

昭和30年代の春吉橋
ぜ、今まで春吉に私の足が向かなかったのか。ファッションを追いかける意識が自分の中にあり、まだ「大人の街」を楽しむ機が熟していなかったのだと、今は考えている。

「雨
奇晴好」。晴れていても雨が降っていても、いいものは、それぞれにいい味を出す。まさに「本物の街」。春吉はそんな街を目指してほしい。私もそんな街に少しでも認められる本物になりたい。

(文:西日本新聞社・重村 誠志/撮影:北島 寛)
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