過去、現在そしてこれからの春吉の魅力を語るコラム
様々な方が春吉への思いを熱く語るインタビューです
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様々な方が春吉への思いを熱く語るインタビューです

キモチよか街にはキモチよかひとがおる、 この界隈で逢うた晴好もんを教えちゃる。
文化人の集う場所を残し、食を通じて春吉らしさを守りたい。
吉田安政さん
吉田安政さん
◆メゾン・ド・ヨシダ オーナーシェフ

<プロフィール>
1941年生。63年に渡欧し、スイスのホテル学校を経て、ヨーロッパ各国の料理を中心とした文化を吸収。帰国後、ホテルオークラ(東京)を経て、70年に福岡で西日本初の本格的フレンチレストランをオープン。その後、同地に「メゾン・ド・ヨシダ」をオープン。
2000年には「キャフェ・アンファン」「ビストロ・アンファン」をオープン。“食”を“文化”として捉え、向上させ続けたいと願うメンバーが集う「食文化の会」を主催。各種イベントを開き、地域ボランティア活動にも力を注いでいる。

メゾン・ド・ヨシダホームページ
http://www.myoshida.jp/Main.htm

16年前、「目的のある人だけに来てほしい」と、わざと都心から離れた春吉に店を構えた、ムッシュ・ヨシダ。西日本のフレンチの草分けとして押しも押されもせぬ氏は、この街の歴史をどう見つめて来たのだろうか。

Q1/16年前と今の春吉を比べて、どんなことを感じますか。

A1/確かににぎやかになったし、明るくなったのかも知れませんけれど、便利になり過ぎて、春吉らしさは薄れて来ていますね。アパートやマンションが増え、土着の人間が減って、止まり木的な住み方をする人が増えたでしょう。本当に「棲んで」いる人が少ない。するとゴミ出しのマナーが悪化したり、文化的な香りが薄れたり、といったことが起こって来る。財界、文化人が集う、歴史ある街だったんですよ、春吉は。その、良き時代の香りを引き継いで行く使命感はありますね。左手で新しい時代を捕まえながらも、右手では古い歴史を知り、守って行かなければ味のない街になってしまうんじゃないですか。

Q2/食文化の会やボランティアなど、お店以外でのご活躍も盛んでいらっしゃいますね。

A2/道や公園は、行政がやってくれる。経済活動は企業に任せていれば良い。でも、食の教えはどうでしょう。誰かがしなければ衰退の一路です。私が志しているのは「食の整え」。心を満たす豊かな食と、贅沢なだけの食とは違います。食に携わる人間には、もてなしの心が必要です。それはボランティア精神にもつながる。恒例で「うまいもの食べて元気出そうよ」という会を催していますが、それは施設の子ども達を集めて、「河庄」の寿司や「ヨシダ」の料理を食べさせるんです。予算は、食文化の会の人間が自腹を切ります。中洲に行くのを一回我慢して、一万円出せ、と(笑)。子ども達に、「こんなおいしいものは初めて食べた」なんて言われると、普段は味わえない感動がありますよ。この感覚がボランティア、もてなしの心なんですね。自分が食うのに精一杯だとこの感覚は育たない。そういうものを、守り育てて行きたい。それが「食の整え」だと考えているんです。

Q3/これから、将来に向けてどのような活動をお考えですか。

A3/春吉、ひいては博多という土地を大切に考えていますから、ここでできることを精一杯して行きたいですね。日本全国、もしかしたら世界中を見ても、祭りに食が直結していないのは博多だけじゃないかと思うんです。山笠やどんたくに、セットで語られるメニューが思い浮かびますか?自分達だけが内輪で楽しむならそれでも良いけれど、観光の方がこれだけ来られる街になったのに、いつ来ても「博多はラーメン」だけでは寂しい。だから、どんたくなら蕎麦屋の「むらた」にお銚子一本付けた「祝い蕎麦」を作ってもらい、「花月堂」に鯛の飾りを付けた「祝いおはぎ」を作ってもらうんです。「たつみ寿司」は「祭りちらし」を作ってくれたなあ。山笠なら男の手ちぎり料理で水炊きなんか薦めるとか、歴史や伝統を大切に、博多に、春吉にいる必然性のある文化を育てて行きたいですね。


取材 2005年6月15日 メゾン・ド・ヨシダにて
文章 牛島 彩(re+word)/写真 比田勝大直(CLEMENTIA)
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